オンライン相談・診療システム「みるペット」は、開業動物病院様に
導入していただくことによって、飼い主様に対してオンライン上で
動物医療健康相談や、一部オンラインによる診療を提供することができる
WEBシステムになります。
詳しくは、下記記事もご覧ください。
実際に動物病院での導入が決まり、運用するにあたって、何を準備するのか、
どのタイミングで何を行うのかを決めなければなりません。
また、オンライン相談・診療を導入するにあたって、
飼い主様への告知をどのように行うのかを説明いたします。
オンライン相談・診療を行う上で準備するべきもの
パソコン
・Google Chrome最新版が動作するWindowsもしくはMac搭載のパソコン
推奨:ディスプレー解像度 1920×1080 以上
パソコンにマイク・カメラが付随していない場合は、外付けのマイク・カメラセット
をご用意ください。
※動物病院側は、現在スマートフォンやタブレットには対応しておりません。
プリンター
・A4サイズが印刷可能なインクジェット、もしくはレーザープリンター
ヤマト運輸との配送連携を行い、配送伝票の印字を行う場合は印字を行うための
プリンターが必要となります。
インターネット環境
・推奨環境:実効速度 最低2Mbps以上、推奨は10Mbps以上(可能なら40Mbps以上)
の外部とつながったネット環境
当システムは、WEB上で動作するシステムのためインターネットに繋がった
環境が必要です。
オンライン相談・診療の流れの確認
オンライン相談・診療は上図の流れで行われます。それぞれのタイミングで
動物病院様が何をすべきかをまとめました。
①利用登録
まず、飼い主様に自院がオンライン相談・診療を導入していることを伝えます。
実際に行うためには、飼い主様にも「みるペット」のアカウントを
作成していただく必要があります。
実際の告知の仕方はこの記事の後半に改めて記載しております。
そちらを参考にしてください。
②予約
動物病院の管理画面から、オンライン相談・診療の予約枠の設定が行えます。
それぞれ動物病院様の診療のスタイルによって予約枠の作成の仕方が異なります。
自院のスタイルにあった予約枠の設定を行ってください。
オンライン相談・診療の実施の仕方については下記事を参考にしてください。
飼い主様は、動物病院様が設定した予約枠であれば、24時間いつでもネット上で
予約を取ることができます。
③ビデオ通話(相談・診療)
予約の時間になりましたら、用意したオンライン相談・診療を行うパソコンで、
相談・診療を開始してください。
オンライン相談・診療を行う場所は、プライバシーが守られる場所を選び、
出来るだけ静かで音声の聞き取りやすい環境にしてください。
④お会計
オンライン相談・診療が終わりましたら、会計を作成いたします。
動物病院様で既にお使いの会計システムにて、対面での診察と同様に会計を
作成してください。
飼い主様に請求する金額をシステムに打ち込んでいただき、送信ボタンを押すことで
飼い主様のクレジットカードで自動決済されます。
薬等の配送がある場合は、送料分の金額もシステムに打ち込んでください。
オンライン相談・診療のメリットの一つに、飼い主様は待合室で待っていないため
あとで会計作成しても構わないということがあります。
会計を作成するタイミングは動物病院様ごとに適切なものを決めてください。
(例えば、時間のある時に少しずつ、お昼の休診時間、診療終了後など)
また、診療明細書や領収書は直接渡すことができないため、明細が必要な方は、
郵送する、次回来院時に手渡しする、もしくは会計入力画面でデータで添付して
渡すことになります。
領収書、診療明細の交付の仕方も決めてください。
⑤薬等の配送
オンライン相談・診療後、薬や療法食などの配送がある場合は、
調剤、荷物の梱包、集荷の手配、発送のお知らせを行う必要があります。
発送のお知らせは、当システム上で発送ボタンを押すことで飼い主様に
メールで通知されます。
これらも行うタイミングとフローを院内で決めてください。
(例えば、調剤、梱包はその日の時間のある時に行い、翌日集荷を手配する、
集荷が来たら発送ボタンを押す など)
配送に利用する業者の検討も行ってください。
費用や荷物のサイズ、保証などが業者によって違います。
当システムでは、ヤマト運輸との配送連携(初回のみ登録料がかかります)を
ご希望の病院様は配送伝票の印字を院内で行うことができます。
住所等の宛名書きの作業を省略することができます。
飼い主様へのサービス告知の方法
オンライン相談・診療システム「みるペット」を効果的に活用するためには、
一定数のアカウント登録した飼い主様と利用件数の向上が必要となります。
そのために、飼い主様に対してサービスの積極的な告知を行っていく必要があります。
飼い主様に向けた告知のためにツールを掲示する
院内で飼い主様向けにサービスを告知するために、
「みるペット」パンフレット、ポスター、ステッカー等を院内に設置します。
また、動物病院様のHPに設置できるバナーデータのご提供も行っております。
飼い主様の利便性を考慮すると、
病院HPより直接、みるペット上の病院の予約メニューに遷移するために
バナーのリンク先は、みるペット上の自院のページのURLをお勧めしております。
※みるペットのアカウントをもっていない方がアクセスした場合、
ログイン画面、新規登録画面に遷移致します。
各ツールは当社より事前に告知に必要な部数を提供し、その後はお問い合わせにて
必要に応じてご提供いたします。
提供ツール一覧
動物病院様のHP上でのオンライン相談・診療に関しての情報の充実
オンライン相談・診療を求めている飼い主様は、
インターネットで情報を検索することが多いです。
その時、特定の動物病院名よりは、「地域名 ペット オンライン診療」など
と検索することが想定されます。
「みるペット」を通して検索上位に表示されることもありますが、
より多く検索サイトで上位表示されるためには、
自院のHP上にオンライン診療に関しての情報を充実させることが必要です。
一からHP上の情報を作成するのは時間と労力、費用がかかるため、
できるだけその手間を少なくするために当社にてHP用の素材をご用意させて
いただいております。
また、これらの情報を掲載することで、
飼い主様にオンライン相談・診療をイメージしていただきやすくなり、
直接説明する手間も少なくすることができます。
下図のようなものをご用意しておりますので、各動物病院様でご活用ください。
飼い主様への提案
オンライン「診療」に関しては、まだ基準や制度が定まっていない状況です。
現状では、電話による再診を大きく逸脱しない範囲での運用であれば
実質可能となっています。
その基準は各獣医師の判断に委ねられているのが現状ですが、
院内で具体的にこの症例、飼い主様ならオンライン診療でも大丈夫だと判断できる方、
かつその飼い主様にメリットがあるようでしたら次回の診療をオンライン診療で
行うことをご提案ください。
ペットのオンライン診療の現状については下記事を参考にしてください。
まとめ
以上、オンライン相談・診療システム「みるペット」の運用開始時に確認すべき事項を
説明いたしました。
下記、確認すべき事項一覧と内容になります。ご参考にしてください。
「みるペット」を導入するにあたって確認すべきことは下記記事をご覧ください。